2014年1月6日月曜日

見えないものたちの歌

ひっそりと立たずんで、

何も言うわけでもなく、

何を思うわけでもなく、


そっと、木のような、石のような、

風みたいな、見えないものたち

そばにいるよ。君のそばに。


君の話を聞かせておくれ、

あなたには日の光を浴びせよう

あなたにも、この粒子の粒を教えてあげる

一粒ひとつぶの


小さな積み重なりから


見えないものたちの歌がうまれたよ。


それは風でかき消されて

どこかへ消えていくの。


宇宙のハヘンを拾ったころにね、

億万年のキミ自身の粒子が


ふぃっとのるよ。

お花の中で君がダンスしてて


それに気づいたらね、この宇宙が全てお花で


飾られている事に気付くの。



なんて大きなお花でしょう。


お花みたいに

かすかに咲いて、そっとしぼむの

そしてただ存在するの



見えないものたちの歌がうまれたよ



聞こえないようだけどね、


お花の中心部の方でダンスしてる



見えないものたちの歌が聞こえたの



あたたかな手を触れた時に


安心するようなあったかいあったかい


包まれてる感覚の歌。



見えないものたちよ





そっとそばにいてくれてありがとう。


愛してるよ。


そっと抱きしめてくれてありがとう。


優しいのね。


あたたかい


見えない眼差しが


光に透けて


朝露にヒカルつららのひとしずく。



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